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エゾヨツメ

学名:Aglia japonica
ヤママユガ科(Saturniidae) エゾヨツメ亜科(Agliinae)
2016年4月6日 (水)
鳥取県米子市淀江町中西尾
春の大型美麗種その3。
前ページのオオシモフリスズメ、イボタガ、そしてこのエゾヨツメ、3種を「春の三大蛾」と呼ぶらしいんだけど、「蛾」って単語のイメージ、音の響き(濁音だしな)が一般の人にはウケが良くないので六虫会でhackberryさんが使っていた「三美神」や「三美姫」を蛾屋の皆様が一般向けに使って是非広めて欲しい。(イメージ戦略ですヨ、爆笑)

エゾヨツメは蛾に興味を持ち始めた頃にウェブ図鑑で見てずーっと実際に見たかった種の一つなんだけど、実は4年前に残念な出会いをしているオイラ。(詳細は後述)

この日は本当に運よく揃いぶみで今年の運を使い果たしてるんじゃなかろうかと思う程。
どれも大型種で、愛好家からすれば美麗なんだけど…他の2種が「存在感どっしり&どデカイ」、「渋くてイカツイ」って感じなのでこの「可憐」な感じがたまらんぜよ、と個人的には思っている。(主観ですよ、主観)
まぁエゾヨツメも他の多くの蛾にならいメスの方が大きいので「オスの方が可憐な美姫」ってのが笑えるんだけどね。
ヤママユガ科の中では多分、唯一の「翅を立てて(閉じて)とまる蛾」じゃないかな。
まぁ蝶と違ってそもそもカラダが太いので同じようなイメージにはならないんだけど、よく普通の人が誤解してる「蝶は翅をたててとまる、蛾は広げてとまる」っていう説明場面に遭遇したら、横からそっとこの写真を差し出したい。
いや、そんな場面に遭遇する時がそうそうないんだけど。(笑)
翅を開いた姿、実は失敗作。
照明の角度の加減で色がちゃんと写らなかったけど、本当はもっと鮮やかなオレンジ色
翅を開いてる時ってのは事実上「リラックスしてない時」に等しいワケで〜…まぁブレまくったピント合わない写真が殆どだったのでひとまずこれで。
後翅の眼状紋の中も、もっと綺麗な青色なんだけどね、ホントは。
2012年5月13日 (日)
上記の「残念な出会い」の証拠写真。

このアルバムのトップにくっ付けているミニブログ「みにめも」にも書いたんだけど、4年前に出張応援先に通勤中のオイラの洗車したての愛車(※ココ重要/爆笑)にぶち当たってきたコ。
因みにこの時の出張先は隣県は隣県でも岡山県(いつもは島根県)で、交通事故の現場はウロ覚えながら米子道ではなく中国道。
運転中は勿論何が当たったのか分からず(運転席からは前翅の先端ちょびっとしか見えない)、衝撃音とガラスに飛び散った被害者のナカミ(…)から「あぁぁぁぁぁ〜…何か大きいのが当たった〜…」「うぅ…早く帰って確認(種名の)と洗車しよ〜…」の2つをぐるぐる考えながら岐路についたのだ。(※洗車したてで事故にあいました/大事な事なので二度言いましたw)
戻ってきてそのまま洗車機に横着けして降車してフロントガラスを見た瞬間、崩れ落ちそうになりました、オイラ。
スプラッタに中身が飛び散り(飛び散ったナカミはフレーム外、この上部20センチ程まで広がっていた)、蛾としての原型をとどめていないながらもこの翅の模様は一目瞭然でした。
ずーっと見たかった「エゾヨツメたん…」マジで声に出して呟いてました。
因みに被害者はおそらくメスだろうと推測。(色味とサイズから/触覚はワイパーに挟まれて破損し確認出来なかった)
2016年4月26日 (火)
ハイ、孵化したての初齢幼虫でっすv
これ、凄いタイミングなんだけど、前日もらった卵が翌日孵化した、ってタイミング良過ぎだよね!
これの親はYさんが14日(勿論4月だ)に南部町下中谷で採集したもので、産卵は多分15日か16日の辺り。
三角紙にくっついた卵の状態で頂いて(親は別個で頂いた)、三角紙をそのまま容器に入れてたら翌日孵化してて驚いたというwww
因みに孵化はこの日全部したわけではなく、翌27日と二日間にわたってた。
今年は既に初見さん、初遭遇して追加したい種が多いのでなかなか作業時間が取れないんだけど…一応フトスジモンヒトリの時と同じように別個に飼育観察日記的なページを作りたいトコロ。(いや、フトスジモンのページも実は追加分が未編集未更新なんだけども)
いきなり翌月の様子で申し訳ないけど間のものは写真では違いがよく分からんので省略。(実際には凄い枚数を撮影してるんだけどね)
んでもって別ページ作るのは面倒臭くなったのでここに追加。
5月22日の3〜4齢(推測)の様子。
てか、脱皮をしてるのは確認出来るんだけど同じ日じゃなくバラバラだしコロコロ死んでしまうしでイマイチ齢までは確定出来ず。
大きさバラバラで多分齢もバラバラ。
この突起部分が邪魔なのか、脱皮失敗して死亡するもの、原因不明だけど(餌のせいかも)死亡するもの多発。
6月10日の様子。
終齢になるとトゲトゲ突起が無くなってただのイモムシになったよー。
変色しててビビったので激写。
6月14日の様子。
単に蛹になる前兆だったと後で判明した。
18日に蛹になった。
因みに、フトスジモンヒトリの時と違いマジで死にまくって驚いた。
最初30以上いたハズなんだけど一ケタしか残らなかったんだな。
残った蛹も越冬出来ずにこのまま死んでそうな気がする。(汗)
※写真撮るの忘れてたけど2017年4月7日にオス♂が1頭だけ羽化しました。(残りは全滅してしまった…)