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セスジスズメ

学名:Theretra oldenlandiae oldenlandiae
スズメガ科(Sphingidae) ホウジャク亜科(Macroglossinae)
2009年9月12日 (土)
背中が禿げてんだな。(笑)
スズメガって戦闘機みたいでちょっとカッコイイ。
つか、この翅の形状って本当に凄い高速で飛行出来るらしい。
理にかなったカタチって事なんだねぇ。
2009年9月14日 (月)
交尾中…
どっちが♂でどっちが♀かは判らない。
ちょっと暗いなーと思ったのでもう1枚撮ったらそっちは背中の筋(線)がピンボケで「イッポンセスジスズメ」にも見えるという…
もう1枚が暗かったので、と明るく撮ったら失敗した方の写真。(近似種のイッポンセスジにも見える…)
所詮は携帯のカメラ&オイラの腕(技術)ってな。
2010年5月30日 (日)
オイラが過去見たセスジスズメより(つーより過去見たどのスズメガ科のコ達皆より)一回り以上小さかったので、てっきり別の種、類似種だと思ってたら結局同じ種の小さい個体だったという…あれぇ?

どうでもええことに今気が付いたけど…コタイって「個体」と「固体」どっちが正しいんだっけか?(核爆/脳細胞死滅中…)
ボールペンでサイズ比較…と思ったら以前の写真はボールペンと一緒に撮ってなかったので意味ナシ。(がっくし)
2015年8月30日 (日)
お出かけした帰り道、凄い速さで道路を横切る黒いイモムシ発見。
即時路肩に停車して確認するオイラ。(爆笑)
うぉおおおおおお、セスジスズメたんだ、可愛い〜!と狂喜乱舞。
特にこの超特徴的な模様、ずっと見たかったんで凄いラッキー。
模様つか色合いでも終齢幼虫なのは一目瞭然だけど、えらいスピードで移動中だった事から蛹になる直前なのは確実。
お尻の尾角をピコピコ動かして歩く様の何て可愛らしい事か!(断言)
しかし凄い速度で動き回るので写真が上手く撮れない。
仕方ない、一時捕獲しよう!とか思ったのがそもそもの間違い、後でちーと後悔するハメになりました。(後述)
模様を真上からも。
しかし上の1枚目とこの2枚目は首というか頭部あたりが縮まってるというか丸まっててよく見えない。
顔というか頭部あたりをよく見せてちょーよ、と頑張るのだがフレームアウトしてしまう。
いや、ほんと速いんだもの。
なんとか全体が写った。
真っ直ぐの状態でどれくらいあるんだろう?
てか、そもそも物差しもメジャーもスケール的なものを持ってないのでちゃんと測れないんだけども。
多分8センチくらい?結構デカイ。

で、ここからが間違いの始まり。
写真撮影した後すぐに逃がしてあげれば良かったんだけども。
この日採集したものの残りを撮影したり展翅したり同定したり…まぁ色々やってたらえらく時間がかかっちゃってね…数時間経過してもうたのですよ。
気が付いた時にはもう遅かったのですよ。
歩きにくかろうとか、動きを止めようとかいう理由で入れておいたわずか1枚こっきりのティッシュの下で蛹室を作ってしまっているではないか!(驚愕)
うう、これはもう対処方法を聞くしかない、と思い放置する事に。
翌日電話して聞きました、蛹室作ってしまったらどうしようもないからその上からでもいいから土をかけておいて…と教えてもらい、テッシュは取らずに上から土を軽くかぶせておく事に。
翌々日9月1日の様子。
大きさというか長さが半分くらいに縮んでいる。
ケースが半透明で確認し辛いが、尾角や模様がまだ判別出来る。
多分これが前蛹という状態かな。
更に2日後の9月3日。
脱皮して蛹になった。
幼虫を世話するよりははるかに楽だけども、ただ羽化を見守るだけの状態とは違って時期的に越冬すると思われるのが最大の難点。
これ、来年の春まで死なせずに世話出来るんだろうか…超不安ですよ、マジで。
まぁ…ご飯食べさせたり掃除したりしなくて良いだけマシだけど。
とにかく温度と湿度だけはちゃんと管理しないと、なので頑張ります、ううう。
更に10日後の9月13日。
この黒いのはおめめ(目、複眼)ではなかろうか。
コケシみたいになった。
あと、写真にはうつっていないが、脚のような黒い筋も確認出来る。
2016年4月27日 (水)
ちゃんと無事に越冬出来たか心配しつつ羽化を楽しみにしてたんだが…
なんと寄生蜂が羽化!(衝撃)
ぶっちゃけた話、卵から飼育してたワケではなく蛹化直前の終齢幼虫を拾ったんだから仕方ないんだけど…そうだよねぇ、自然は厳しいよねぇ、鳥に食べられる確立も高いんだろうけど寄生される確率も高いよねぇ…みたいな。
寄生蜂が出たあとの蛹。
脱出口は綺麗にスパっと切り取ったかのよう。
蛹の外から気門や翅等のセスジスズメのカラダが見えるんだけど、蛹の殻と宿主成虫の体表つーか、薄皮一枚残した感じでナカミはまるっと食べられている。(ただ、普通の正常羽化後の抜け殻と違ってセスジスズメのカラダの表面分程厚みがあるので薄いパリパリした感じは無くズッシリ重みがあった)
コレ、ほじくる勇気は無いけど、寄生蜂の蛹の抜け殻がこの中に残ってるんだろうか?

因みにこのけしからん蜂は瞬殺して捨てたんだけど、ツイッターで呟いたところ寄生蜂の研究をしてる方から標本を提供してほしいとのリプをいただいた。
慌ててゴミ箱漁って郵送しましたw
ヒメバチの一種なのだそうだけど、詳細がもし分かれば後から追加修正するやも。
※ヒメバチ科、ヒメバチ亜科、Amblyjoppa属に似ているものがあるけど触覚が明らかに違うので該当種は別の属だと思われる…しかし画像が出て来ない種が多いのでこれ以上は探し切れなかった。
Information station of Parasitoid wasps
日本産ヒメバチ目録 Check list of Japanese Ichneumonidae
★同じ属(Theretra)の仲間★
キイロスズメ コスズメ
★標本写真★
採集地  鳥取県米子市二本木
採集日  2015年9月14日