不明蛾 改め、フトスジモンヒトリ観察日記(のようなもの)

最初は正体不明だったので詳しい方々にこれを見てもらって種名を教えてもらうつもりでページを作りました。
以下、判明するまでに作成した部分はそのままにしてあります。


種名が判る方がいらっしゃれば是非教えて下さい。
また、生態というか飼育方法をご存知の方もよろしくお願い致します。
※正確な食餌植物、越冬形態等が不明なのです…汗

判明、確認出来たところだけですが、ステータスを分かりやすく表示してみました。

産卵 孵化(初齢) 2齢 3齢 4齢 5齢 繭発見(未蛹化) 羽化(成虫)
9/6 9/12 9/16 9/22〜 9/27〜 10/5〜 10/17〜 10/20〜 12/13〜翌02/13

各ステータスをクリックすると適当に飛びます。(該当日付の写真が無い場合もあります)


捕まえた蛾を一時的にケースに入れているとよく産卵してるのですが、大抵はすぐに洗ってしまいます。
たまたま複数のコが産卵したものを放置してて、気が付いたらそのうちの一つのケースの卵が孵化しそうになっていました。
さあ困った、どうしよう…みたいな。(滝汗)

性格的に世話に自信が無いので飼育は無理だろう、とそもそも敬遠してた筈なのに、何故すぐにケースを洗って処分しなかったんだ、と自分を呪ってみたり。
色んな種類のコを何頭か採集して個別にケースに入れておいたものですが…肝心のナカミ(親)を出してしまった後ではどのケースにどの親が入っていたかも分からず…この卵が何の種類なのかが完全に不明。
せめて何日に何を何頭捕獲したか、とか、何が卵を産んでいたか、とか全ての写真を撮っていなかったとしてもメモなり何らかの情報を残しておけば良かったと後悔する事しきり。

産卵してから何日で孵化するのかも不明だけども…なるべく種を特定するべく展翅した個体を見ると…

8/30→キタキチョウ3、キンモンガ1、ヒメウラナミジャノメ1、スジグロシロチョウ1、ダイミョウセセリ1、未同定蛾1
8/31→コスズメ1、オオミズアオ1、キハラゴマダラヒトリ1、ホシヒメホウジャク1、ウコンカギバ1、未同定エダシャク1
9/1→ユウグモノメイガ1、クスサン♀1、
9/2→オオタバコガ1
9/5→ヒメシャチホコ1、キハダカノコ2、ベニシジミ1、クワゴマダラヒトリ♀1、未同定ノメイガ1、未同定蛾1
9/6→カクモンヒトリ1、フトスジモンヒトリ1、ハマオモトヨトウ1、
こんな感じ。(この後日の採集は9/11なので流石に対象から除外)
チョウはどれも産卵なんかしてなかったハズ…と朧げな記憶から違うと思うし、とクスサンの卵はもっと大きいし色というか模様がついてたのを過去見ていたので違うし、卵のサイズ的には怪しいのはヒトリガ科のコ達?と個人的推測。(違う可能性は非常に高い)
 
2015/09/12 04:31

孵化しそう?と気付いたのは夜勤の出勤前(9/11 19時頃)で、クリーム色っぽかった卵が黒くなってて分かりました。
ケースが密閉式じゃないので部屋の中で孵化されてはマズイ、と職場へ持参。
近眼&老眼なので肉眼ではよくわからなかったのですが、写真を撮ってズームしてみると黒くなっていたのは主に幼虫の頭部だったと判明しました。
 
2015/09/12 09:01

夜明け頃から早いものが孵化し始め、仕事明けには半数ぐらいが幼虫に。
肉眼では毛の無いイモムシタイプかと思ったけど、写真撮ってみたら毛虫のようです。
※シャーペンは比較対象として撮影
 
2015/09/12 09:02

アップで。
うーん、初齢幼虫じゃネット上の幼虫図鑑でも探せない…種類が判らないので何を食べさせたら良いか分からず、適当に自宅の庭や近所で手に入る葉を入れてみましたがどれも食べない。(焦)
 
2015/09/13 08:56

かろうじて残っている職場のリンゴを与えてみたら食べ始めました。
少し安心したけど…リンゴは大分葉が無くなってきているのでそれはそれで不安が。
今年は寒くなるのが早いので葉もかなり落ちてしまっています。
 
2015/09/16 04:14

葉をもりもり食べてたコ達が動かなくなりました。
どうしたんだろ、弱ったのかな、死んじゃうのかな、越冬準備なのかな、餌を変えた方が良いのかな、あわわわ…としばらく凝視するように観察。(本当にぐるぐる色々考えて慌ててます)
この写真の時点で上の葉の右下の方に1匹、下の食べられて茶色くなった葉の右上に1匹、少し黒く変色しているコがいますがこの時は気付きませんでした。
 
2015/09/16 07:36

ん?気のせいじゃない、何かどんどん黒くなってきたー!
黒ずんでくるって何!?死ぬの?死ぬの!?(滝汗っ)
 
2015/09/16 07:36

あ、1匹黒くないのがいる?いや、黒くないというより黒いスジ?模様がある???
しつこいですが私は目が悪いのでよく見えていません。
写真撮ってみると…あれ?もしかして脱皮してる???
 
2015/09/16 07:37

ずーっと見ていたら黒い模様のように見えていた部分はどんどんウネウネと動いていきました。
そして見てた時にはまったく気付いていませんでしたが上の葉には既に脱皮が終わったコが写っています。
3枚前の写真で写っていた黒くなってたコのようです。
 
2015/09/16 09:55

脱皮をする事は知識として知っていても、まさかこんなに変色するとは思ってなかったので驚きました。
残ったコ達もどんどん黒くなってきて葉が黒く見えます。
 
2015/09/16 10:16

脱皮が未だでこれからのもの、終わったもの、まさに最中のもの、そして脱いだ皮、最後に振り落としたりしてた古い頭の部分等、脱皮様々百態といった感じ。
動画だと脱皮後に身体をグネグネくねらせてる様子も映せたんでしょうが携帯電話のカメラでこのサイズの対象物の動画を撮影するのはかなり無理がありました、せめてカメラを固定する何かが無いとブレまくって難しいようです。
 
2015/09/16 18:10

全部のコの脱皮が終わり、また元気に葉を食べています。
脱皮したては白く半透明だった身体や頭部にも色がつきました。
これで現在2齢ですが…まだ種名が特定出来ません。
餌として与えられる葉も枯れ落ちて減っているし、いつ越冬に入るかも不明だし…どうしよう、ホント。(涙)
 
↓一応撮影した動画。 たまに動く程度、しか撮れなかった。

↑ここまでで一旦、六虫会のメーリングリストで質問して尋ねた結果ヒトリガ科は間違いなさそうという事で、候補の中からキハラゴマダラヒトリが一番近いのではないかという流れになりました。



孵化から2齢までの成長具合には差がそんなになかったのですが、この後は少しづつ差が出てきて大きさにもかなり開きがあり、観察出来る時間帯もまちまちな為「現時点で何齢なのか」という大事な見極め(?)が困難になってきました。

更に気付いた点なのですが、検索して調べてる時に「芋虫タイプは脱皮した皮を食べるけど毛虫は食べずに残す」というのを見つけたのですが…どうやら抜け殻が全部残っているワケでもなさそうだと気付いたのです。
全部同時に脱皮しなくなって成長に差が出てきたとしても、どう考えても個体数のわりには残っている抜け殻が少ないような気がしました。
飼育ケース(ただのタッパーですが)の中に糞と一緒に毛もバラバラと落ちているので、毛を残して皮を食べている場合もあるのではないかと推測。

あと、リンゴの葉がボロイのばかりになってきて数も少ないので一度サクラを与えてみました。
が、ボロボロのリンゴが残った状態だったためか、サクラは食べなかったので結局現時点でもリンゴを与えています。
クワが食草に入ってるならカイコの専用人工飼料も食べるかなぁ?とか思ってたのですが(入手や管理が楽そうなので実は買ってみようかと悩みました)この様子だと買っても無駄になりそうなので愚考は却下しました。(苦笑)
孵化して最初から与えれば食べるのかもしれませんけど…誰か試してくれないかしら、ネット上に情報載せてくれないかしらと他力本願。

↓とりあえず上の写真から少し日付があいてますが続きを以下に追加しました。
 
2015/09/25 11:02

おそらく3齢だと思われます、確定ではないのがミソ。(苦笑)
白い毛と黒い毛が生えてるようです。
 
2015/09/27 08:48

比較対象としてボールペンを並べてみました。
2齢になりたての時と比べて大きさというか長さは倍くらいになりました。
でもこれが3齢なのか、2齢のままなのかが不明。(おぃ)
 
2015/09/28 20:18

脱皮してるコを発見。
初齢から2齢への脱皮時と同じように、毛がよれてスジのように見えるみたいです。
 
2015/09/28 23:30

次々に脱皮。
直後だと抜け殻と最後に落とした古い頭部が残ってて分かり易いです。(ポツンと落ちてる黒く光ってるのが捨てられた古い頭部です)
3齢から4齢になった…のかな?(しつこいけど未確定…スミマセン)
 
2015/10/03 10:18

何齢だかサッパリ分からん状態ですが、とりあえず顔が比較的まともに写ったので。
頭部が黒くてよく分からんけど触覚だけは確認出来る。
 
2015/10/04 22:18

3齢と4齢…かな?(まさかこれで5齢じゃないよなぁ???)
 
↓相変わらずのガラケー撮影ですが動画。
実際には皆が一斉に食べてるとけっこう凄い音がします。
動画にはあんまり音が入ってないというか他の余計な音の方が大きく入ってしまってますが。(汗)

↑ここまでを10/05の午前2時頃に追加編集し、就寝。
そして朝起床し出勤直前に餌の追加をしようとふと見ると…1つだけですが5齢と思われるタワシが!(←違う)
タワシというか試験管ブラシですね。
出勤ギリギリ時刻だったのでそのままケースを職場へ持参。(動揺しまくり)
2015/10/05 07:43

キハラさんじゃなかった、フトスジモンさんでした。
頭部がまだ白いというか半透明っぽいので脱皮してからそんなに時間が経ってなかったようです。
 
2015/10/05 13:49

昼休憩中に自分一人なのを良い事に幼虫を眺めながら飯を食う自分…他の人が一緒だと非難の嵐なので絶対出来ません。(汗)

成長に本当に差が出ました、同じ日に全部孵化したのに3齢と4齢と5齢が混在。(多分)
夜までにはもう少し5齢のコが増えるかな?と思って帰宅後もちまちま観察していますが、どうやらこのコだけが成長が早かったようで試験管ブラシは1つしか見当たりません。
この姿で終齢なのか、とか、越冬は結局どの形態でするのかとか未だ不明です。
検索しても引っかからないので…どなたか知っていれば教えて下さると助かります。

※今後もこのページにそのまま経過を追加していく予定です。
 
2015/10/07 11:56

6日の朝様子を見た時はブラシが1個(違)のままで変わらなかったけど、夜には半数くらいが黒くなってたんで脱皮は朝かなー?と思ってましたが、昼前くらいから順々にというか次々と脱皮が始まりました。
良いタイミングで観察出来てラッキー♪
皮を脱ぎたてはフサフサの毛もしっとり濡れています。
気門の部分の裏返って白い糸みたいになった部分も確認出来ます。
 
↓脱皮の様子を連写してみました★写真をクリックすると次の写真へと変わります★
捻転運動で時々激しく動きますが、基本的にはじーっとしてて移動したりはせず、身体が乾くのを待っているようです。
 
↓途中からしか撮影出来ませんでしたが脱皮の様子の動画。
↓ぐりぐりやってる様子。
↓ぐりぐり&ひくひく。
幼虫の頭部がまだ白いのでよーく見ると目(単眼が6コ)があるのも見えます。
写真も撮ったハズなんだけどパソコンに取り込む時に失敗したらしくファイルが壊れてました。(苦笑)
 
215/10/09 11:15
半数くらいが試験管ブラシに。(多分5齢、相変わらず確定せず)
※この写真だと小さくてよく見えないじゃん!って場合→■少し大きい写真(別窓)
 
2015/10/14 23:11
今まで特に死んだりしたコはいなかったのですが、この齢への脱皮の際に3個体が脱皮に失敗。
数日(多分、気付いてから4日程度)は不便な身体を引きずっても生存してましたがやっぱり満足に動けないせいか弱って死んでしまいました。
写真の写りがイマイチですが、途中までしか脱皮出来ていません。
この写真の時点で全部の個体がブラシ…終齢(推測)になりました。


このまま幼虫で越冬するのか、蛹になるのか…暫くは様子を見つつ、新たに「幼虫図鑑」の掲示板で質問してみたりしていました。
16日に六虫会メーリングリストで新たな情報をいただくも確認がすぐ出来ず翌日ファイルを確認したところついに越冬形態が判明!(ありがとうございます!)
蛹で越冬するらしいです!
で、それを確認した直後にいつもの世話をしてて…↓ 
2015/10/17 11:24
少し大きめの容器を新たに買ったので(幼虫図鑑の掲示板でのいただいたコメントを見て購入)、掃除のついでに移し替えようとしててまたもや痛恨のミス発生。
いつも食べカスや糞と一緒に多少の糸が絡まってたりするのですが、今回はえらく固まってくっついてまして…あ、ヤバイな凄くカビてる?と引っペがしたところ…幼虫が縮こまって入ってたー!(滝汗)
糞まみれで気付かなかったけど、繭を作ってたようです。
うわーん、ごめん、ごめんよぅ…ととりあえず少しよけて半隔離。

余談ですが、自然の状態なら放置して見守るのが一番だと分かってるのですが…室内で飼育していて流石に掃除しないワケにはいかないし…普通はどうするものなんでしょう?(乾燥させてれば臭わないんだろうけど…食べカスや糞を放置してると3日が限界のような気がします、カビや悪臭が発生するし…多分幼虫の健康にもよくないのではないかと…分かんないんだけども)
葉っぱをちぎって容器の底というか床面に置いてる時点で自然状態と違いますからね…大きい容器で餌を枝ごと入れておけば枝や葉裏で繭を作って、糞は下に落ちるので掃除し易いのか???
糞だけ下に落ちるように、と台を作った方もあるんだけど(写真に何枚か写ってる金属の網?のようなやつ、名前分かんないけど)、そうじゃない方のタッパーで繭を作ってたからなぁ。
それとも地面に下りて落ち葉の隙間とかで蛹化すんのかな?(全くの謎)
この疑問は自然状態で幼虫を発見し、どこでどのように蛹化するのか確認しないと、だなぁ。
 
2015/10/17 11:31
繭(らしきもの)の中では半分くらいの長さで縮こまってたのに、出てきちゃった、ほんとゴメン。(土下座っ)
因みに繭(?)は確認出来た分だけで7つくらいありましたが、4匹くらい出てきちゃった…あうううう。
 
2015/10/17 11:32
ナカミが出てしまったら仕方ないのでソトミ(?)を確認。
底に敷いてる紙(キッチンペーパー&ティッシュペーパー)と、食べカス、糞、全部くっついて固まってたのでマジでカビでガビガビに固まってるただのゴミかと思ってた繭の部分。
ちゃんと袋状になってるっぽい。
固まってる部分は中も確認しないと繭なのかゴミなのか分かり辛い。
悪臭の源は排除したいが繭と強固にくっついてて凄いジレンマ。
 
2015/10/17 12:16
ひとまず掃除を終了、というか強制終了。
今更だけど、こんなに大きい容器が必要になるとは思ってなかった。
というか、餌を枝ごと入れて理想的なカタチにしようと思ったらこんなもんじゃすまないんだろうけど。(…)
卵の時や孵化したては小さくて数も数えてなかったから(現時点でも数えてないけど)想像もつかなかったけど、そこそこのサイズに育った幼虫がうじゃうじゃいっぱい入っていられる容器って…確かに大きくないとですよね、ガクリ。
脱皮に失敗したコ達も、おそらく大きめの容器だったら失敗しなかったんじゃないかなぁ、と推測。
3個体のうち1匹の脱皮最中の様子を観察してた時、腹脚や尾脚がちゃんと固定されてなくて皮が上手く脱げなかったようなので、あんまり密度が高く複数の幼虫が接触する状態だとよくないんじゃないかと思いました。
掃除する時も大きい方が楽だし。(ゴミとそうでないものがくっつかない方が良い、と痛感)
よく、じっとしてるコの横や上を他のコが通ったり乗ったり押しやったりしているのを見て大きい容器の必要性は感じ始めていたところでコメントいただいたので、他に使い道が無くて今後幼虫飼育しなければ無用の長物にしかなりそうにない買い物だけど…まぁ買って良かったかな。

余談ですが、左上のガムの上に写ってるタッパーが初齢〜2齢幼虫が入ってた容器で、普段採集というか捕獲した蛾を入れてる容器がその下に写ってるピンクのロック(取手?)が付いてる容器です。
この小さいケースのフタに卵がくっついていたので、フタをタッパーに入れて職場へ持参、孵化しました。

未だ活発に摂食してる個体がいて餌を補充している間は必要ないんだけど、全部が繭作って蛹になったら必要かな?と思って湿度調整用の別容器も考えてみました。(写真撮影の為にセットしてみたけど撮影後に内側が曇ってきて必要無さそうなのですぐ外しました)
単純に水でひたひたにした脱脂綿が入ってるだけですが。
 
2015/10/18 08:32
前日せっかく作った繭から出てきてしまったコと同個体かは不明ですが、半隔離用の小容器の中で新たに繭を作ってるものが複数確認出来ました。
因みに、前日出てきてしまった4個体は全部この半隔離容器から這い出て左にある葉っぱの辺りをうろついたりしていたので同じコかどうかは完全に不明状態。(わざわざまたこの場所に戻ってきたのか?)
まぁ同じコだったにしろ別のコだったにしろ、わざわざこの容器の中に、よじ登って入った事を考えれば少々不思議ではあるのですが…糞まみれの部分が湿度が高い筈なので、好んでここに入った可能性もあるなぁ。
 
2015/10/18 08:32
端っこの方に数枚丸めて入れておいたティッシュの中というか隙間に入り込んでるものも複数。
間に入り込んでるだけなのか、繭を作ってるのかは未確認。
今開いて見てしまったら、また蛹化の邪魔をして出てきてしまうかも?と思ったので自粛しました。

そもそもこの幼虫達が孵化してから、検索して例えば産卵から孵化まで何日かかるのかとか脱皮して各齢になるのに何日要するのか等調べているのですが、日時等の情報と写真を一緒に公開しているサイトが少なく、また同じ個体群を通しで記録しているものも少ないようです。(卵、幼虫、蛹、成虫等の画像がそれぞれ別の年のものだったり1化目だったり2化目だったりで通してのものが見つけられなかった)
まぁどのみち成長にかなり差が出て開きがあるのでそんな情報は無駄なのかもしんないけど。
でも、ウェブ上でしか検索出来ない初心者な自分だから故、ですね。
専門の書籍や会誌等の紙媒体には記録があるんだろうなぁ、多分。
興味がある人が情報を得られるよう、検索で引っかかるよう、色んな人がホームページやブログを作ってネット上に載せて欲しいものです、とコソコソ熱望しておく。(笑)

とりあえず〜…何日か経過したら開いてみようと思いつつ見守り中。
 
2015/10/20 02:59
蛹になった!
2枚前の写真と同じ容器ですが、向きが90度右に回ってズレてます。
しかし…3日前に既にこの糞まみれのゴミの中はヤバイ感じでしたからね…絶対これ、このままにしておけないし下手に選別したら大変な事になりそうだし悩むわ〜…。
 
2015/10/21 23:43
未だもりもりご飯食べてるコ達とケースを分ける事にしました。
半隔離用の小容器の中が真っ黒になってきたので限界です、て、い、う、か、もう手遅れかもしんないけど、このままにしておくとカビで絶対ヤバイので取り出しました。
勿論、繭が個別に出せるワケでなく〜…ドス黒くじめっとした容器のカタチに固まった濡れ煎餅のようにべろんと一塊になってしまっていて…仕方ないのでナカミの蛹だけを取り出しました。
うーん、コレ、ちゃんと生きてるのかなぁ?
もう死んでたり病気になってたりする可能性も大です。(…)
因みに、自分で確認した分が7つで、翌日あのゴミ溜めに自主的に入ってしまったコが複数いましたが…こんなに入っていたとはビックリ。(明らかに蛹化失敗して黒くなって死んでるのも5つくらいいました)
何故あの汚い中に入りたがったのかが本気で知りたいですよ…やっぱ湿気なの?

ぶっちゃけた話、この蛹が全部カビに冒されてダメだったとしても、まだご飯食べてるコ達がいっぱいいますからね…分けておくのが良い筈だ、と自分に言い聞かせ。(おぃ)

単体(?)で見ると比較対象が無いので分かり辛いですが、終齢幼虫の半分以下の大きさというか長さになってます。
いや、三分の一くらいかも。
 
↓今回のオマケ動画
どういったカタチで蛹化するか不明の場合使うと便利だよ、と教えてもらったのでバーミキュライトを買ってきたのですが、残ったコ達があんまり餌を食べなくなってからにしよう、と思いひとまずティッシュの代わりに小さく切った折り紙を入れてあります。
ティッシュでも予め小さくちぎっておけば良いのかもしれないけど、とりあえず色々くっついて固まると後が面倒なので仮の処置的な?(聞くな)
そしたら何か早速紙の隙間で挙動不審な動きをしているコが…てなワケで撮影。
 
2015/10/23 15:14
とりあえずご飯食べてるコが減ってきたので蛹化がちゃんと出来るように準備してみました。
半分に折り紙が入ってるのは、ちょっとした個人的な実験を兼ねてるからです。
折り紙は落ち葉の代わりなのですが、「土さえあれば良いのか」、「落ち葉の下の隙間が良いのか」、それとも「落ち葉がある土の中が良いのか」知りたくなったからです。
因みに、左上のタッパー内では折り紙の下の隙間で蛹になろうとしているコ(動画)がいましたが、単に下が土じゃなくて潜れないだけだから仕方なく隙間に入ってたんだろうなぁ、と思った次第です。
ここに餌から離れて歩き回ってるコ達を入れて様子を観察した結果…見事に全部のコが見えなくなりました。(この日の朝に幼虫を入れました)
 
2015/10/23 15:14
正直写ってないので見えないんですが、折り紙と下の土が糸でくっついてる部分を発見。
ココ一箇所だけで、他は折り紙がくっついてるところが無かったので基本的には土に潜って蛹になる、というのが正解みたいです。
で、この折り紙を、くっついてるココ以外全部一旦取り除いて、今度は軽く、土の下のくっついてる固まりに注意しながら繭というか…この場合蛹室ですが、どこに蛹室を作っているのか調べてみました。
そうしたら、折り紙が無かった左半分は特に何も無く、折り紙があった右半分にばかり糸でくっついて固まってるところがありました。
全部、浅いところで殆ど地表同然な位置ばかりでした。
とはいえ、そんなに深く掘って確かめてはいないので、左半分ももしかしたら少し深いところには蛹室があるのかもしれませんが。
実にしょーもない実験でしたが、落ち葉が落ちてる土の中、但し地表に近いごく浅いところに潜って蛹化する、という事が分かりました!
この結果をみると…あの汚いカビだらけのゴミ溜めに好んで入った理由が分かったような気がします。(苦笑)
そしてあんなに数多く入ってたという理由も…。
下に潜れないケースの中で、確かに潜り込める場所はあの中だけだった。(ガクリ)
土の中で蛹になって越冬する、これが判ったのが遅かったから仕方ないんですけどね。
同じSpilarctia属のスジモンヒトリやセスジヒトリの繭写真がいくつか検索等で見れたのですが、あれだけ見てると蛹になるのは土の中じゃないんだろうなぁ、多分。
似てるから、とか同じ属だから、とか、成長過程というか生態(?)も一緒だと思ってたら大火傷しちゃうね。
 
2015/10/25 20:01
最後まで残った一番成長の遅いコを蛹化用というか越冬用のケースに入れる前に撮影。
終齢幼虫と蛹のサイズを比較する為に、蛹と並べてみました。(この蛹はゴミ溜めから出したのとは別、ティッシュの隙間で蛹化した個体です。ティッシュを開いたらやっぱり繭というか蛹室が壊れてしまったので)

これで、おそらく明朝までにはこのコも土に潜って見えなくなると思うので、あとはたまに様子を見て湿度管理するくらいで手間のかかる世話や観察は終了です。
無事に越冬して来年羽化してくれる事を祈るばかりです。(もう随分寒くなっているのでウッカリ羽化しちゃうコはいないと思う)

自分の失敗から始まった今回の幼虫飼育ですが、確かに手間がかかって面倒だったけど色々勉強になったし楽しかったです。
欲を言えば1化目で越冬せずにすぐ羽化するパターンの方が好ましかった、ってくらい?(笑)

次回の更新は来年の予定です。(湿度&温度管理を失敗して死なせない限りですが)
色々と教えて下さった多くの方々、ご協力いただき大変感謝しています。
まだまだ宜しくお願い致します!(←コラ)

 
2015/12/13 09:24
越冬失敗。マジ、ちゅどーん。(核爆)
まさか年内に羽化してしまうとは思ってなかったぜコンチクショウ!(苦笑)
別に室内とはいえ自室とは別に暖房も何もない部屋に置いてたんで普通に寒い筈なんですけどね、謎や。
容器の中の激しい濡れは寒さの証拠、セット時にはちょーど良い塩梅に湿らせておいた土(バーミキュライト)の水分のせいでの結露です、あくまで。
この日から年明けをまたいでちまちまちまちまと…本っ当〜にちまちまと、連日だったり数日おきだったり、バラバラですが羽化が続きましてですね、最後のコが出てきたのが2016/02/13なので2カ月間かけて全部で43頭の羽化を確認。
もともと何頭入ってたかも不明だし、最終的にほじくり返して確認もしてないので羽化失敗とか蛹のまま土の中で死んでたりとかもしてるんだろうけど当初思ってたよりは多くの成虫の姿が見られました。
まぁ…冬の間に出て来ちゃって全然春じゃないので失敗といえば失敗なんでしょうけど。
 
2015/12/22 12:33
本来なら土の中に埋まってて(しかも蛹室の中だし)見えない筈の「羽化が近くなった蛹の状態」も、自分の不手際のせいでゴミ溜めからほじくり出した蛹があったおかげで観察出来ました。
余談ですが、ほじくり出して裸な状態の蛹たちはカビまみれで病気になってたらヤだなぁと思ってたので別の容器に分けて埋めずに土の上にそのまま置いていました。(全部無事に成虫になりました)
1頭目が出てきたのであわてて別容器も観察してた次第ですが、腹部が明らかに伸びて節が凄く赤く目立っています。
 
2015/12/26 04:02
43頭もいれば色々見れるもので通常に正常羽化した以外の姿の写真なぞをオマケに。(笑)
何故かお尻に蛹の殻をそのままくっつけて這い出てきて、あまつさえ翅が乾いてもまだそのままくっつけたまま「カリメロ状態」なお方。(カリメロって通じるかなぁ?)
 
2016/01/06 04:03
これはまぁ羽化不全ってやつでしょうな、片側の翅がくしゃったまま乾いてしまった模様。
 
2016/02/12 20:17
この頃になると「まだ出てくるのか〜」とか思いながら観察。
しかし、そういえば途中経過の写真撮影してないな、と土から出てきたてのお姿をパシャリ。
この翌日もう1頭羽化した後は何日経っても何も出てこず、最後の羽化が13日だったようなので撮影しといて正解でした。

それにしても長かった〜。
色々あったけど、とても良い経験になりました。

長々とここまで見て下さって有難う御座いました!
 

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